何年か前にテレビで報道された話ですが、一つの家に男性が一人と複数の女性が暮らしていました。
中年男性はぱっとした風でもなく、世間から見れば決してもてそうな感じではありませんでした。しかし女性はどの人も若く、容姿の整っている人が多かったのを覚えています。
男性は働いておらず、女性たちが働いて暮らしていると説明していました。インタビュアーが女性に話を聞くと、みんなこの生活に納得しているとのこと。
特定の女性が仕切っているわけでもなく、自発的に男性を支えるために行動しているという事でした。
おそらく世間からすれば信じられないことなのでしょう。しかし少し催眠術を知っていれば理解できます。
女性たちは結婚と言う観念に縛られたくなかったところ、男性によって潜在意識に暗示を入れられたのでしょう。世間の常識に縛られず、自由意志での共同生活を志すと言う風に。
それは自分の意思で選択した結果だと思わせられていますが、間違いなく催眠によるものです。実はこの男性について少し情報をもらったことがあり、ある催眠術師の下で習ったことがあるそうです。
同じような話が仙道にもあります。こちらは死霊を悪用したものでした。
ある占い師が、客としてやってきた若い女性にお茶を飲ませていました。
しばらくするとその女性は占い師の事を思い出し、いてもたってもいられなくなって占い師の元へと押しかけていったそうです。同じように占い師のところへ来た女性が何人も現れ、全員が共同生活を始めました。女性たちがお金を貢ぐようになったので、占い師は全く働かなくなりました。
女性の家族たちが占い師の家に来て、女性たちを連れて帰ろうとしましたが泣きわめいて嫌がったためにどうすることもできません。そこで女性の家族たちは相談して、ある導師を尋ねました。
話を聞いた導師は墓地へ向かいました。そこで墓石の前に作られた祭壇を見つけます。その祭壇には古い鏡がありました。導師は祭壇を片付けて鏡も取り去りました。すると占い師の元にいた女性たちはつきものが落ちたように正気に戻り、みんな出て行ったそうです。
そしてこれとそっくりな話がフナにもあります。フナも死んだ人の霊を利用していました。
これらのことからわかるのは、催眠術も死霊術も同じシステムだという事です。
- 催眠術は術者が直接に潜在意識に暗示を入れる
- 死霊術は、死霊を介して術者の暗示を潜在意識に入れる
暗示を解く場合、催眠術は解除命令を入れます。死霊術は、死霊がいなくなったら消えます。ロウセルフにとりついた死霊が出て行けば、もとのロウセルフに戻るからですね。
このように不思議な現象や霊現象はフナのシステムで説明することができます。