大周天法(衝脈開発と陰陽合一)

いよいよ大周天法までやってきました。ここからは私が習った方法と口伝、参考資料と他の神秘業から推測した内容を解説します

大周転法で行うのは衝脈開発です。そのためには陰陽の気を混ぜ合わせる必要があります。

  • 陽気:意識で制御できる。呼吸や運動、食事で取り入れる
  • 陰気:無意識だけが制御可能。陽気に合わせて強くなる

意識的に陽気を強くすることで、無意識が陰気も強めてくれます。陰と陽は常に同じだけ体内に存在するからです。ではどこに存在するのでしょうか。実は陰気は体内にあるのですが、意識で感知することができないのです。そのため制御を無意識、フナで言うロウセルフにゆだねることになります。

意識の変性

まず瞑想を行い、催眠で言う変性意識の状態になります。自己催眠により無意識へ暗示を入れます。

「陰と陽の気を混ぜ合わせ、安定させる」

この時とてつもないエネルギーが生じます。場所は会陰で行うのですが、そのまま上昇すると脳が熱で壊れる可能性があります。会陰、下丹田、中丹田、上丹田へと背骨の少し前にある衝脈を少しずつ開きながら上昇させるように命じます。

脳の中心に達したら、そこでしばらくじっとさせます。やがて自然に頭頂部を超えて上昇していきます。強い気の柱が天へと昇り、自分自身と天がつながります。大周天の完成です。

天とつながったら、小周天の時と同じく気の循環を行います。この段階では睡眠も必要ないので、眠らずに行うことが出来ます。

この先の修行を書く必要はないと思いますので割愛しますが、私がフナや仏陀の瞑想を重視した理由が理解できたと思います。この段階まで進むと極端に情報が減って研究を進めることが出来なかったのです。フナを知り、仏陀の瞑想を実践することでようやく道が開けてきました。この後も仙道の修行は続いていくのです。